海外危機管理情報
学生の海外活動および海外渡航基準に関わる指針について
津田塾大学では、海外への留学・フィールドワーク・語学研修・インターンシップ等、学生が各種の活動を安全に実施するため、渡航前準備および海外渡航基準に関して、次の指針の下で行っていきます。
1.本指針の対象者
津田塾大学の学生(学部生、院生)
2.渡航前の準備
海外渡航の際の危機管理の原則は、「自分の身は自分で守る」ということです。
渡航前には次の準備を怠らず、指導教員、国際センターや学外学修センターに相談のうえ、抜かりなく準備を行ってください。
1)活動先地域の情報収集 (留学先大学、研修先機関の情報、活動地域の治安、犯罪傾向、衛生・病気・医療等に関する情報、現地の習俗・習慣等)
2)海外旅行保険への加入 (出発日から帰国日まで、本学の推奨する要件を満たすもの)
3)危機管理セミナーへの出席、または危機管理指導の受講
4)健康管理 (渡航前、渡航中、帰国後も健康であるように留意する。持病がある場合にはメディカルレポートや処方箋等を準備する)
5)緊急連絡先リストの作成 (現地大使館・総領事館、現地警察、クレジットカード会社や航空会社の連絡先等)
6)貴重品の管理(資金の準備および現金、パスポート、クレジットカード、海外旅行保険証書などに関して危険分散の手続き)
7)課外活動届の提出
3.渡航基準
外務省の海外安全ホームページに掲載される「海外安全情報」内の危険情報を基に、学生の海外渡航基準を原則として次のとおり設定します。
津田塾大学では、レベル2以上の国・地域への渡航は認めておりません。
海外渡航先での重大事件の発生や、天災等国内外の緊急事態が生じた場合には、この基準によらず大学が判断し帰国等を指示することがあります。海外活動を中止して帰国する場合の経費は、活動を行っている本人が負担するものとします。
4.渡航中の注意
現地では、安全を最優先で行動してください。海外滞在中は次の点に特に注意してください。
・居所、所在を明確にする。(3ヶ月以上の滞在は「在留届」、3ヶ月未満は「たびレジ」に必ず登録する。詳細については、下記「外務省渡航登録サービス」を参照。)
・現地の情報を収集し、周囲の環境や雰囲気に注意し、危険な地域(現地の人に確認)に立ち入らない。
・一人での行動・夜間・早朝の活動を避ける、貴重品・大金を持ち歩かない、スマートフォンやPCは路上等で使わない、安易に人を信用しない、安易にものを預からない、安易に進められた食べ物・飲み物を食さない 等
・突発事故および災害災難等発生時は、日本大使館・総領事館に連絡をとり、避難等の指示に従ってください。連絡が取れる状態であれば、家族・留学先大学担当者等現地の方、津田塾大学に連絡してください。
5.緊急時
それぞれにお知らせする緊急連絡先、または留学生危機管理サービス(OSSMA)の24時間対応連絡先、保険会社のサポートデスク等に連絡してください。事件事故に遭った場合には、日本大使館・領事館あるいは外務省邦人保護課に一報してください。
6.危機管理サービス(OSSMA)への加入
本学の学部生、大学院生が次の活動をする場合、危機管理サービス(OSSMA)に加入できます。詳細はこちらをご確認ください。
加入後は、OSSMA LOCATOR上の情報(短期旅行予定等)を更新し、安否確認システムへの応答を行ってください。
海外渡航前の注意
海外での安全対策として 外務省海外安全ホームページで掲載中の動画を見ることをおすすめします。
外務省渡航登録サービス
上記指針「4.渡航中の注意」内に記載の通り、外務省では海外渡航者の安心と安全のため、「在留届」と「たびレジ」という2種類の渡航登録サービスを提供しています。詳細は下記をご確認ください。
●「在留届」について(3ヶ月以上海外に滞在する場合)
旅券法第16条により、外国に住所又は居所を定めて3ヶ月以上滞在する日本人は、その住所又は居所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられています(留学、長期間語学研修等)。 「在留届」は、日本出発前でも、現地到着の90日前から、住所が未定であってもオンラインにて届け出ることが可能です。以下サイトにて詳細を確認の上、届け出を行ってください。
●「たびレジ」について(3ヶ月未満海外に滞在する場合)
短期語学研修、ボランティア活等の海外活動および観光旅行を予定している学生は、外務省海外安全情報サービス「たびレジ」の登録をしてください。 「たびレジ」を利用すれば、滞在先の最新の渡航情報や、在外公館などから緊急時情報の提供を受けることができ、在外公館からの緊急一斉連絡メールなどを受信することもできます。 海外での思わぬトラブルを未然に防ぐため、短期間海外へ渡航する学生は、「たびレジ」を利用してください。